有名中学校への合格実績を多数持つプロの講師たち。どうしたら生徒さんがやる気になるのか、どうしたら成績が上がるのか。日々研究し、実践を積み重ねています。
このブログでは、そんなプロ講師たちの奮闘ぶりを紹介しつつ親御様方へのサポートしたいという趣旨のもと立ち上げました。
皆様の参考にして頂ければ幸いです。
長い文章が読めません、、、
問題でとりあげられる文章が長くなると、急に「読めなくなりました」というご相談が増えてきます。時期としては、4年生の後半、5年生の後半に多いご相談です。
そのようなお子さんの問題の取り組み方を見てみると、最初に文章を通読することなく、問題をいきなり解きだしているという場合が多々あります。短い文章の場合、問題を解いていけば一通り文章も読むことになる場合が多く、問題を解きながら文章を理解していくということもできることがあります。
けれども、長い文章の場合、傍線部や空欄の前後だけを見ても解けない場合が増えてきます。文章全体の流れをつかんでポイントを見きわめることが求められてくるのです。
通読するためには、ご家庭では、まず、音読してみることが有効でしょう。読みとおせる程度の文章からはじめて、少しずつ、長い文章を読めるようにしていきましょう。音読することで、読み飛ばし癖を直したり、意味をつかみかねているところは見つけることができます。繰り返す場合は、スピードを上げるとか、場面をイメージしながら読むとか、変化をつけることで学習効果をあげることができます。
この通読の目的は、「話全体」をつかむということです。話全体を一つの単位として、まとまりとつながりのある理解を形成することが最終的な目的です。とは言え、実際の問題取り組み場面では音読はできません。では、黙読の場合にはどのようなことに気をつければよいでしょうか。
黙読では、音読よりも集中力が途切れやすく、一度集中が途切れてしまうと漫然と戻り読みをしてしまうなど、一気にスピーディーに話全体の流れをつかむことができにくいこともおこります。
そのような場合、指やエンピツで文章をたどりながら読んだり、印つけや線引きを行いながら読むという作業を行うことが有効です。文章を読解するてがかりを自分で探し、見つけながら読み進むことで、読みが能動的になり、効率的に理解を形成することが期待できます。
大切なのは、文章全体の流れとつながりをつかむ力を育てることです。部分部分の読解力のトレーニングに加えて、文章全体の雰囲気・空気を読み取る力をつけていくことで、設問の難化・深化に対応する力を養いましょう。
2011年11月21日
「受験なんて、まだまだ先のこと」
「学校説明会や行事見学もしてみたが、まだ、実感がわかない」
「自分の現在の学力が受験との関係でどの程度のところまできているのかわからない」
受験に向けて、エンジンがかかりきらない感じの生徒さんが気になる時期です。
その一方で、
「がんばりすぎて、燃え尽きそう(もえつきた、、、)」
「低学年からひたすらがんばってきたが、塾のクラス上げと維持が目的のようになってしまっている」
「中学受験自体を考え直したい」
という悩みをお持ちのご家庭も出てきています。
5年のこの時期、塾でのテスト結果に伸び悩みがみられたり、学習範囲をこなしきれなくなったり、オープンなど範囲のないテストを受けて、残念な結果が出たり、いろいろ起こるものです。
逆に言えば、この時期を乗り切れば、受験年度に勢いを付けて臨むことができるのです。
いくつかの注意点をあげておきます。
まず、志望校ですが、具体的なきっかけがあって、実質的な理由があって志望校を絞り込むことができれば、それは、モチベーションアップにつながり、やる気も増すのでよいことでしょう。しかし、漠然とイメージだけで決め込んでしまっていると、受験直前期に思い違いなどが判明して慌てることになります。中学受験をできるだけ幅広い視点からとらえ、様々な基準があることを知り、徐々にイメージをつかんでいくのが理想です。具体的な志望校を決めているとしても、常に、他校と対比してみながら、志望を柔軟に調整していくスタンスが望ましいでしょう。
次に、学習の到達状況ですが、お子さんは、実際の入試問題の要求水準との関連で自分がどの位置にいるのかを知ることができません。これまで進んできた道は具体的にイメージできますが、これから学び足していくことは何か、また、最終的に何をどの程度まで仕上げなければいけないかは、自分では判断できないのです。これまでの経過から今後の予測をすることはできますが、特定のお子さんが、今、どのような状態にあり、特定の志望校に向けて何が必要かは、プロの助言が必要で有効な所です。塾でもデータはありますが、アドバイスは大体大づかみなもので、一般的なことになりがちです。お子さんには、具体的に自分に何が必要か、これから何をすべきか、どのようにすべきか、といった具体的なアドバイスをしてあげたいタイミングが、5年生のこの時期なのです。
もえつき(かけ)た、と感じているお子さん、保護者の方に対しては、できなくなりつつあること、下がってしまった成績やクラスなどにとらわれず、これまでやってきたこと、できたこと、をもう一度評価して、本当に見直しが必要な状況か、なるべく客観的に判断することをおすすめします。何らかの対策・工夫・勉強法の変更などで、十分、受験まで保てるやり方が見つかるかもしれません。経緯と現状を振り返って、もう一度、作戦をたてなおすことが、今ならまだできます。
科目に関して具体的なことをいくつか申し上げます。
国語については、慣用句・ことわざ・故事成語・四字熟語などの知識が大量に出てくる時期です。
こなしきれず、積み残したまま後になってあわてることが多い分野です。いっぺんに大量に覚えることはできません。少しずつ、小分けにして、着実に知識を増やしていきましょう。
語彙力も強化が必要な時期です。
文章問題に取り上げられる文章が難化するため、ことばの意味でつまってしまうことが多くなるのです。熟語だけでなく、和語(やまとことば)、外来語の語彙力も強化する必要がありますし、関連する言葉をセットで身につけていくことが望まれます。昨今では、市販のことばに関する教材も多数ありますので、ひとつ選んで仕上げてみることをおすすめします。
文法分野の学習も「わけがわからない」「むずかしい」と感じるお子さんが多く、弱点になりやすいところです。
ポイントを押さえ、基本的な用語は覚えてしまって、識別問題等に慣れておく必要があります。
ぬきだし問題での正解率が下がったり、記述問題が手に負えなくなったりしている場合は、早急な対応が必要です。
ぬきだしについては、探す手がかりを拾えていなかったり、探す範囲を決められなかったり、文章の長文化に対する対応ができていない可能性があります。
また、記述についても、記述の材料を拾い上げる方法が身に付いていない可能性があります。これまでの取り組み方では対処できない問題が、これからのテストの結果を左右するようになっていきます。原因をはっきりさせ、具体的な対策を取りましょう。
チェックすべき点をしっかりチェックして、良い状態で受験年度を迎えられますようお祈りいたします。
2011年11月14日
いま、太さが一様な長さ12cmの板が4枚あります。
これを机の端から積み重ねて伸ばしていくと最大で何cm机の端から突き出るでしょうか?
まず、板が1枚だけならどうでしょうか?

太さが一様な板の重心は板の中央にあります。そこに板のすべての重さがかかっています。
机の角を支点と考えると、支点と板の重心が一致する所で右回りの力と左回りの力がつり合います。
板が落下しないためには、机の角は板のちょうど真ん中にこなければなりません。
よって、板は机の端から最大で6cm突き出ます。
次に、板が2枚ならどうでしょうか?

上下の板の重心はそれぞれ板の中央にあります。
また、上下の板の重さは等しいので、上の図のように、それぞれの重心から下向きの力が1対1の比でかかっています。
机の角を支点と考えると、支点は大きさの等しい2つの下向きの力を二等分する所にきます。つまり、上下の板の重心間の距離は6cmですので、机の角はそのちょうど真ん中にきます。
よって、下の板は机の端から3cm突き出ます。上下2枚の板は合計で机の端から、6+3=9cm突き出ます。
これは、また、次のようにも考えられます。
板の重心と支点が一致する所で左回りの力と右回りの力がつり合いますので、机の角の所に2枚の板の合成した重心があるとき板は落下しないとも言えます。
では、板が3枚の時はどうでしょうか?
太さが一様な板の重心は板の中央にあるので、上2枚の板の合成した重心は、一番上と二番目の板の重心間の真ん中にきます。
一番下の板の重心にかかる下向きの力と上2枚の板の合成した重心にかかる下向きの力の比は1対2です。重心にかかる下向きの力とは板の重さのことで、これは板の枚数に比例します。
一番下の板の重さと上2枚の板の重さの比はは1対2です。
この2つの下向きの力は上の図のようにかかっています。
一番下の板の重心と上2枚の合成した板の重心との距離は6cmです。
机の角を支点と考えると、支点からの距離の比は力の比の逆比になりますから、机の角は6cmを2対1に内分する所になります。
よって、一番下の板は机の端から2cm突き出ます。
結局、3枚の板が机の端から突き出る長さは最大で、6+3+2=11cm となります。
最後に、4枚の板ならどうなるでしょうか?

一番下の板の重心と上3枚の板の合成した重心には、下向きの力がそれぞれ1対3の比でかかっています。
机の角は重心間の距離6cmを3対1で内分する所にきます。
したがって、一番下の板は1.5cm机の端から突き出します。4枚の板の合計では、6+3+2+1.5=12.5cm
机の端から出ることになります。
ここまで来て規則性に気づきましたか?
12cmの板は
1枚なら6cm
2枚なら6+3cm
3枚なら6+3+2cm
4枚なら6+3+2+1.5cm
n枚なら・・・
一般的に、12÷(2×n)をn回合計すれば求める長さが出るのです!
2011年11月10日
6年生は、がんばり続けた受験生生活も残り3か月ほどですね。 何となく塾通いだけ続けていて、受験の実感がなかったお子さんたちも、否が応でも受験に直面せざるを得ない時期になってきています。 志望校に向けてのモチベーションを高
2011年11月7日