有名中学校への合格実績を多数持つプロの講師たち。どうしたら生徒さんがやる気になるのか、どうしたら成績が上がるのか。日々研究し、実践を積み重ねています。
このブログでは、そんなプロ講師たちの奮闘ぶりを紹介しつつ親御様方へのサポートしたいという趣旨のもと立ち上げました。
皆様の参考にして頂ければ幸いです。
夏休み前後は学習相談の季節です。今後の学習方法や志望校選定など 親御様、生徒様と共に見通しを立ててゆきます。 他塾でも個人面談が実施され、秋以降のコースなどが設定されます。 他塾の批判は控えておりますが、最近、腹に据えかねることをお聞き したので、書いてしまいます。ということで「基本を考えよう」は お休みです。 けしてネタがなくなったわけではありません。念のため。 某中堅塾の通塾の生徒さん。一番下のクラスからなかなか抜け出せず、 夏期講習前の個人面談で、お母様が志望校などのご相談をしたところ、 「そんな学校は知らない。」 で終了。後日その学校に関する情報などの連絡もなし。 「解らない問題を聞いても、『そんな問題はやらなくていい』 と言われ・・・、下位コースのあつかいはこんなものです。」 とお母様はこぼしていらっしゃいました。 その志望校は、偏差値こそ、それほど高くないものの、学習面や生活面に おいて面倒見がいいことで評判の中学校で、特に無名というわけでも ありません。 あまりにも塾の扱いがひどいので、お母様は結局、退塾することにしました。 ここからがまたひどい。 夏期講習が終了次第、退塾することを塾に告げると、そのクラスの担任は 生徒さんに向かって 「お母さんに反発してみろ! 母親の言いなりで塾を このまま辞めてしまって本当にいいのか。」 「お母さんと一緒じゃないと勉強出来ないのか。」 「この、マザコン が。」 と言っているそうです。 お母様は 「これが退塾の”仕打ち”です!」 と嘆いておられます。 この担任の”仕打ち”によって、生徒さんのやる気は一気に低下、 親御さんのいうことも殆ど聞かなくなってしまって反発ばかり、 いやいやながら机に向かってる毎日です。 お母様からは 「なんとか、やる気を出させるいい方法はないで しょうか。」 「先生からもやる気が出るように言い聞かせて くれませんか」 と相談を受けていますが、正直、返答に窮しております。やる気と言う のは、時間をかけてた信頼関係から生まれてくるものです。声をかけた とか、テクニックではないのです。 それにしても、この”仕打ち”は一体何なんでしょうか。 とても教育に携わる者のすることとは思えません。
2011年8月30日
夏期講習も終盤に差し掛かり、そろそろ9月以降のカリキュラム作成をしなければならない時期になりました。
志望校の過去問に着手する生徒、まだその段階に達していない生徒、念には念を入れて過去問を解く前の最後の詰めを行う生徒、ほんと、さまざまです。
だから、使用テキストもさまざま。当然、市販のテキストが多いので、実は少ない夏期講習中の休みを利用して本屋に通ってテキスト選びをしていました。
今は国語でも様々な問題集があるのですね。昔は、本当に少なかったのですが・・・・。
ついでに大学入試コーナーを物色していると、幻の名作で復刻版「新釈現代文」などを目にして、思わず衝動買いしてしまいました。(笑)
大学入試は結構、ネタとして使えるんですよね。難関校の題材のバックボーンとしても活用できますしね。
もちろん、ちゃんと人間らしい生活もしております。
お盆には実家に帰ってお墓参りもしてきました。1泊しかできませんでしたが(笑)
しかし都内に住んでいると、お盆や土日の人の少なさは都会の違った一面を見ているようで楽しいですね。私は都会も田舎も好きですが、人が多いところは苦手です。
3,4年前は千駄ヶ谷に住んでいたので、たまに六本木ヒルズのナイトムービーを見に行ったり、展望台で夜景を見ていました。やはり都会の夜景はきれいです。
今は、諸事情により行く予定はありませんが・・・・(泣)おっと、横道にそれてしまいました。生徒の中には、そういうものと無縁の生活をしていると思われているので、反発心で書いてみました。
では、ここ最近のブログ見ていると生徒の話が続いているので、私もマネします。(笑)
私がもっとも印象に残っている生徒は、2名います。
一人は10年前のサピックス東京校の生徒でした。
当時、私は6年の基礎的なコースの担当でした。4年ではα1,2,3、5年ではアルファベット最上位コースを担当していましたが、6年は当時相当たるメンバーが担当していたので、私みたいな入社歴が浅い人間は基礎的なコースにまわされるのです。
当時、東京校はサピックスの本校と揶揄(やゆ)され、千葉や埼玉はもとより、名古屋から新幹線通勤する生徒もいました。なにせ、14校しかなかった時代ですから。
ちなみにこの「相当たるメンバー」は、ほとんど室長、教科長以上になっています。(もちろん、役員、教務部長も)非常勤は、サピ歴が長い御三家出身の指導力のある講師ばかり。(うち、2名とは今も親交あり。)
そんな中で、私が今でも印象に残っている生徒を担当することになったのです。
その生徒は男子で、父子家庭でした。成城中に進学したのですが、お父さんが必死に働いて生計を立てていました。しかし、塾代だけでもばかにならず、受験費用すら節約しないといけない状況でした。ちなみにその生徒が受験したのは3校。
第一志望の学校、成城中、一月校のみです。成績が良くて、このようになったのではありません。成城中でも四谷合不合で40%以下。全滅で公立進学が濃厚でした。
この生徒は6月までやる気があるのかないのか、必死に勉強という感じではなく、宿題もやったり、やらなかったりで、当然、成績も芳しくありませんでした。
しかし、夏あたりから急に猛勉強しだしました。
なぜ急に勉強しだしたのか定かではありませんが、私がお父さんと面談した後、本人を呼び出し、「お父さんの必死に働く姿を見て、変われないなら、私は人間として君を軽蔑します。」とあえて厳しい言葉を投げかけました。今、誰かが厳しいことを言わないと、この生徒は二度と変われないのではないかという危機感があったからです。
それを聞いた彼は反発したい気持ちがありありと出ていましたが、なにも言わず、帰って行きました。そのあと、お父さんとも話し合ったらしく、それから間もなくして猛勉強し始めました。
実は、その生徒は塾では一言も話さないのです。指名すれば話すのですが、それ以外は全く無言。そういう意味でもとても印象的な生徒でした。
そして、入試結果。第一志望は×でしたが、第二志望の成城は合格。正直、奇跡に近いことでした。しかし彼を印象付けたのは、この入試結果ではないのです。この後の彼の言動なのです。2月ごろ、彼はサピックスの東京校に来て、後輩(6年)たちを激励したのですが、その姿が実に立派でした。自分の合格した学校を堂々と後輩の前で言い、自分が合格できたのは、支えてくれた先生や父のおかげであること、努力すれば必ず結果が付いてくるなど、最後まで無口だった彼がしっかりとした口調で話していたのです。
もう彼は立派な青年でした。私も思わず、感動してしまいました。
ともすると、私も含め大人たちは偏差値や知名度で学校を評価しがちですが、そんな卑しい心を戒めてくれた彼に、今でも私は感謝しています。
そして、いまや私の教え子は述べ1000名を超え、その中の何人かは今もサピックスで講師として教えています。また、そのサピ時代の教え子の弟さんも今、ドクターで教えていたり、昨年ドクターで教えた教え子(桜蔭中に合格)の妹さんをまた教えたりと、ドクターでも縁がひろがりつつあります。
なぜ、塾講師になったのか、その答えはこのあたりにあります。
とにかく人に役立つことや自由でいることが好きで、独立心が強く、飽きっぽいが好奇心旺盛で、いろいろ考えたり、調べていくことが苦ではない私にはぴったりな仕事のような気がします。
大学時代は、学園祭のときに演劇の主役をやったこともあります。(笑)
ちなみに教師はむいていません。教育実習で痛感しました(笑)。とにかく堅苦しくて(笑)
さて、今回はここらへんで終わりにします。
次回は、サピックス西船校時代の生徒で、6年の5月ごろに14コース中11番目あたりで入室し、見事桜蔭中に合格した生徒を紹介します。
2011年8月29日
長かった夏休みもとうとう終わりです。
地域によっては既に新学期が始まっている小学校もあります。
「夏休みは中学受験の天王山である!」
と、以前書きましたが、夏休みの学習は計画(期待)通りに進みましたか?
もし、夏休みの勉強が上手く行かなかった人がいたなら、
新学期が始まる前に、必ず「失敗の原因」について分析する必要があります。
なぜなら、上手く行かなかったやり方を9月以降も続けたら、
また夏と同じ失敗を繰り返す可能性が高いからです。
塾の課題が多すぎて消化不良になってしまったのか?
それとも自分が怠けてしまったからなのか?
前者なら塾のカリキュラムに問題がありますし、後者なら自分の弱さに問題があります。
また、休み明けのテストで理科・社会の点数が思ったより伸びていない場合、
知識のインプットに問題があったのか、アウトプットに問題があったのか?
もし知識のインプットに問題があったのなら、どの分野に問題があったのか?
たとえば、社会なら地理・歴史・公民のどの分野が弱いか?
理科なら物理・化学・地学・生物のどの分野が弱いのか?
また、その分野のどの単元が苦手なのか?
たとえば、社会の歴史の「近現代史」であるとか公民の「社会保障」であるとか。
理科ならば物理の力学の「滑車と輪軸」であるとか化学の水溶液の「中和反応」であるとか。
自分の「失敗の原因」を見つける時には塾の先生に相談してみて下さい。
自分では気づかない客観的な分析をしてくれます。
最後に、夏休みの勉強が上手く行かなかった人へ昨年の夏にあったエピソードをひとつお話しましょう。
昨年ドクターの夏期講習の途中でひとり「消えた生徒」がいました。
途中で講習に来なくなったのです。
(詳しくは http://d.hatena.ne.jp/oumishounin/20100816/1281975185をお読みください。)
A君は中学受験自体に疑問を感じ、7月後半から8月、9月と受験勉強をまったくしませんでした。
これは明らかに現実逃避でした。
しかし、様々な葛藤の末、10月頃から現実に向き合い、塾に復帰してくれました。
そして、最後の12月、1月はほんとうに睡眠時間以外はすべて勉強していました。
その結果、A君は第一志望の芝中学に見事合格したのでした!
先日、そのA君が中学のカッターシャツ姿でドクターにひょっこり遊びに来てくれました。
気を利かせて冷たい飲み物まで持ってきてくれました。
A君はずいぶん背が高くなっていましたが、身体だけでなくこんな他人への気配りもできるように
人間的にも成長していたんだとうれしく思いました。
筆者「中学生活はどう?」
A君「楽しい!!」
授業の時間の関係でたった一言か二言言葉をかわしただけでしたが、
筆者にはこれで十分彼の今がわかりました。
昨年の夏ドクターから「消えた生徒」は、一年後の夏笑顔でドクターに現れたのでした。
6週間の夏休みがたとえ上手く行かなかったとしてもくよくよする必要はありません。
9月以降の学習で挽回すればいいんです!
大切なことは「絶対にあきらめないこと」です。
A君がそのことを教えてくれました。
2011年8月28日
前回、『記憶に残る受験生Part.3』を書き、これまで御三家に合格した生徒たちがどんなに努力したかを思い返していたところ、そのうちの1人が予告なしに来訪。 教室の入り口付近に立っている姿を見て
2011年8月26日
今回は、ラスト1ヶ月で驚異的な伸びを見せた生徒のお話。 彼女がドクターに入塾したのは新6年生の3月。 体験授業の際に聞いたところによると、「SAPIXでの算数の偏差値が55程度で、αクラスまでもう一歩。志望
2011年8月18日
前回は、踏切の信号機のように音源(音を出すもの)が静止している場合のドップラー効果を考察しました。 今回は、救急車やレーシングカーのように音源自体が動く場合について考えてみましょう。 音源が静止している場合
2011年8月14日
お盆休みに入り、大手塾も一休みといったところでしょうか。 しかし、個別指導は休みがありません。むしろ、余計に忙しくなった気がします。 今日も朝から授業でした。今は、自由が丘→代々木に移動して、一休みしているところです。
2011年8月13日
夏休みも中盤にさしかかりました。 学習が順調に進んでいる生徒もいれば、順調に遅れている生徒もいるはず。 そこで、お盆に入る前に夏休み前半の振り返りをしてみましょう。 6年生ともなれば「この夏が勝負!!」と気
2011年8月12日
今回の「基本を考えよう」は「タレースの定理」です。「タレースの定理」 というと聞きなれませんが、 「直径に対する円周角は、直角である」 図で表すと です。ABが直径の場合、円周上のどの点Pをとっても、角APB(円
2011年8月11日
電車に乗っている時、踏切に電車が近づくと、踏切の信号機のカンカンカンという音は高く聞こえます。 反対に、電車が踏切から遠ざかると、踏切の音は低く聞こえます。 また、救急車が近づくと、救急車のピーポーピーポーというサイレン
2011年8月9日