中学受験プロ講師奮闘記

受験ドクターのプロ講師が「指導ノウハウ」・「注意点」を公開!受験生・親御様をサポートします!

「中学受験プロ講師奮闘記」とは?

有名中学校への合格実績を多数持つプロの講師たち。どうしたら生徒さんがやる気になるのか、どうしたら成績が上がるのか。日々研究し、実践を積み重ねています。
このブログでは、そんなプロ講師たちの奮闘ぶりを紹介しつつ親御様方へのサポートしたいという趣旨のもと立ち上げました。
皆様の参考にして頂ければ幸いです。

記述指導で気づくこと

最近、男女御三家志望の生徒の記述指導をしていて思うのですが、解く前に設問文の意味や設問条件を踏まえて解答の方向性を出してから考えるという、基本的な手順を無視して解答を書いている生徒があまりにも多いのです。結果として解答の精度が下がり、△か×しかない答案が続出します。解説の時に添削がてら、本人に注意して修正を促すのですが、次の問題を解く時はすっかり忘れて、また同じ過ちを繰り返すのです。(泣)

実は、このようなタイプの生徒は算数が得意な生徒に多く、また塾の国語のテストもそれなりに数値(偏差値)が取れてしまうので、なかなか反省しません(笑)。記述が多いサピックスのテストでも同様です。

現に、私の教え子(ドクターで3ヶ月以上通っている生徒)のサピックス生は偏差値60を連発しています。

でもドクターの授業では、解答にさんざん赤入れされて、たくさん突っ込まれ、駄目だしされています。(笑)

なぜこのようなことが起こるのでしょう。

たぶん、それは「算数頭」で考えているのでしょう。

算数は、文章題から必要な条件を読み取り、いろいろ整理しながら考えていく作業が求められますが、これと同じように国語の文章題を考えてはいけないのです。

国語は、設問の意味や条件を読み取ったら、傍線部の意味を理解したうえで、解答の手掛かりを文章から探していかなければならないのです。つまり、あれこれ考える前に文章に戻ることが大切なんです。

この思考の切り替えが、算数が得意な生徒はなかなかできないのです。

得てして、こういうタイプは計算ミスや読み取りミス(単純ミス)も多いですけれどね。(笑)

理由は同じ。頭の中で考えてしまうからです。これについての対処法は海田先生のブログを参考に。

頭の中で考えたものが外れなければ、記述でも部分点はもらえます。

しかし、入試は減点方式(特に御三家)なので、点数をそれ以上稼ぐことはできず、合格ラインぎりぎりで争った場合、負けてしまう可能性が高いでしょう。

だからこそ、記述問題の場合、解答の精度を上げる訓練が必要なのです。

論理的思考力を磨くことにもつながるので、将来にも役立ちますしね。(笑)

しかし、ただ注意するだけでは直りません。まして解いた後に注意しても、本人は、「あー」というだけで、改善するまでにいたりません。解くときに、本人に気付かせ、設問文に線を引くなどの作業をさせる必要があるのです。鮮度が命です。(笑)

そういうわけで、今日も生徒と戦っています。(笑)

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計算ミスに気づく方法

受験生であれば誰しも悩む計算ミス。

学習相談で「テストでは計算ミスで毎回20点くらい落としてしまうんです。どうすれば計算ミスってなくなるんでしょう?」

という質問を受けたことは数えきれないほどです。

 

計算ミスをしてしまう原因は生徒個々に応じて異なりますから、計算している様子をそばで見ていれば講師側が原因をつきとめることができます。

それを生徒に伝えたうえで、その後生徒自身がどれだけ意識して修正できるかにかかってきます。

ただ、学習相談で対応するのは実際に指導していない生徒。

その生徒が犯す計算ミスの原因を判断するのは難しく、どこを修正すべきかお伝えすることは難しいのですが、計算ミスに自分で気づく方法は伝授することができます。

複数の「気づきどころ」があるのですが、そのうちいくつかを挙げます。

 

(1)答えの「一の位の数字」を確認する

たとえば、168×37=[  ] という計算で、一の位の数字は 8×7=56 より6だとわかります。

そこを確認するだけなら時間のロスはないはずです。

 

(2)概数で見当をつける

たとえば、246×75=[  ] という計算で、「250×70=17500に近い数値だろうな」「300×80=24000より小さいはず」といった概数で見当をつけることで、ありえないような桁ズレの誤答は回避できます。

 

(3)途中の[  ]を求める計算問題では、自分の答えをあてはめて検算する

78.5+12×([  ]-1.6)=121.7 という計算問題で逆算した答えが5.2になったら、[  ]に5.2をあてはめて計算し、121.7になればOK

 

など。

 

人間である以上、計算ミスそのものを完全になくすことは難しいでしょう。

ならば、その計算ミスに気づいて修正できるようにするしかありません。

計算ミスの「気づきどころ」をたくさん持っている生徒ほど、計算ミスによる失点は少ないと言えます。

また、暗算力に長けている生徒ほど計算ミスによる失点は少ないと言えます。

筆算に頼りすぎると暗算力はつきません。暗算よりも筆算の方が速いからという理由で筆算に頼るよりも、時間がかかっても暗算で答えをひねり出す習慣をつけると徐々に暗算力がついていきます。

何事も日々の積み重ねですね。

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GWにおける5年生の取り組み方

5年生へのアドバイス。

GWは、小学生最後と思ってください。6年生では、GWを楽しむことはできません。よっぽど余裕があればGWを楽しんでもいいですが、ほとんどの生徒は、勉強漬けの毎日を過ごすことになります。

ですから、遊ぶなとは言わないですが、かといってまったく勉強しないと学力は下がります。

昨日、新体操の選手の特集をテレビでやっていましたが、そのナレーションの中で、新体操は一日休むと元の状態を取り戻すのに3日かかると言っていました。

学力も同じです。鍛え続けなければ、「落ちる」のです。

よく「十歳で神童、十五歳で才子、二十歳過ぎればただの人」と言われます。

要は今できても、それが続くわけではなく、子供だから評価された能力も、大人の世界では大したことがない。またそういわれた生徒は、サボりぐせがつくので、いざというときに役に立たず、大人の世界では必要不可欠な努力するという才能も育たないので、いつまでも過去の才能、実績、学歴に頼った生き方をするようになることから、このような表現が生まれたのでしょうが(ウィキペディアより)、これは中学受験の世界でもあてはまります。

「成績がいいから」とか「まだ5年生だから」なんて言っていると、あっという間に学力は下がります。

そして、それを取り戻すのに人の二倍以上の努力が必要になるのです。さらに、人よりいい状態を保つためには、それ以上の努力が必要になってきます。

それが露骨に出るのが、国語という科目なのです。

よく、「国語はあまり勉強しなくても成績が良かった。」などと言われることがありますが、それは普段の生活の中で、新聞や読書などでしっかりと言語体験を積み重ねているからで、勉強という意識がなくても、勉強はしているのです。ただ、そのような生徒でも、記述系の学校では歯が立ちません。最近の記述問題のレベルは、素材文こそ中学生~大人の教養レベルで易しめですが、大学入試レベルに近く、私自身も教授法の研究に、予備校の先生の方法論や一部の大学入試(主に、現代文)を学んでいるくらいです。

ですから、まずGWでは、言語体験をしっかり積んでおきましょう。

具体的には、

漢字、慣用句などの知識の学習を積み重ねておくこと。(市販のテキストも活用しましょう。学研から出ている問題集がおすすめです。)

読解は、入試問題を読む練習を勧めます。いわゆる文章のパターンを学ぶということです。

(どの学校がいいかわからなければ、ご相談ください。私の授業では、オリジナルシートを活用しながら、読む練習をさせています。)

解く練習は、通塾している塾のテキストを活用したり、指定された宿題をやりましょう。

(解く練習用の教材は、国語が苦手な生徒は短文がいいでしょう。難関校志望の場合は、長文で練習しましょう。いずれにしても、具体的な指示はドクター生は授業で行います。)

 短文は、読解マスター5年(四進ジュニア)、長文なら、読解の応用(啓明舎)などが市販ではお奨めです。

とにかく、遊びすぎないように(笑)、勉強のほうも頑張りましょう。

ちなみに、四谷大塚の組分けテスト(6年)は設問文の意図をしっかり読み取ったうえで、傍線部近くの文を正確に読解し、キーワード探しを的確にできれば、高得点をとれるテストでした。記述問題の一題は、まさに傍線部の直後をしっかり読み取れば、解答が作成できますね。

サピックスの志望校判定サピックスオープンは、これから研究します。Bタイプでは、なんとか60を超えた生徒がいますが、Aタイプができていないので、これからお説教です。(笑)

これらのテストについては、また後日述べます。

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