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投稿日:2019年05月23日

テーマ: その他

子どもの計算力を上げるために①

みなさん、こんにちは。
受験ドクター算数科の江田です。

今回のブログでは
お子様の計算力を鍛えるために親ができること
をお話いたします。

私自身が実際に小学生の頃やっていたこと、
というより、
親が一緒にやってくれていたこと
ですね。
皆さんのご家庭でも参考にしていただければ幸いです♪

それは
一緒に買い物に行く際、会計金額を子供に計算させる
というものです。

私が小3くらいの頃だったかと思います。

当時は消費税が3%、
かつ
スーパーの商品の値札表示は税抜き価格でしたので、

1. 母親が買い物かごに入れていく商品の税抜き価格の合計を暗算で計算
2. 最後に3%の消費税を含めた金額を求め、精算前にその金額を母親に告げる
3.レジでの表示金額と一致するかを試す

ということを毎回やっていました。
そろばんを極めているお子様には
もしかしたら難しいことではないのかも知れませんが…
私は
某 ◯◯式
しか経験していなかったので、
この計算が結構大変で、頭を使うものでした。

子ども 計算力1

ちなみに、
レジでの請求額とぴったり一致したら
「次回の買い物の際、駄菓子を1個買ってもらえる」
という、ちょっとしたご褒美がありました(笑)。

当時の私は、とても楽しく取り組んでいた記憶があります。
間違えても特別何かを失うわけではないですし、
いろいろな駄菓子が流行っていた頃で、
それ欲しさに張り切ってやっていました(^^;

このことは
たし算はもちろん、かけ算の訓練にもなります。

また、それ以外にも
数値の感覚」を磨くことにもつながります。

この「数値の感覚」というのが
計算力を確かなものにしていく上では非常に重要なもの
だと私は考えています。

この場合、
「◯◯円の3%は◯円くらいなんだな」
といった感覚ですね。

よくありませんか?
「え?この計算をして、なんでそんなに大きな数になるの!?」
とか
「どう考えても答え小さすぎでしょ!」
とか突っ込みたくなる状況が。

子ども 計算力2

こういった状況は
たしかに本人の意識、
つまり注意力が不足していることも原因の1つでしょうが、
それ以上に
「数値の感覚」が身についていないから
という方が実は大きな原因ではないでしょうか。

どの塾に通っていようと、
ほぼ例外なく
「毎日の計算演習」
というのが1つの課題に含まれていますよね。

それは
毎日“数に触れる”こと
が重要だからです。

嫌でも毎日数に触れることによって
確実に「数値の感覚」は身についていきます。

ですから、
面談や学習相談でよく耳にする
「毎日やるはずの計算問題集、どうしてもできない日があって…
そのぶんは週末にまとめてやっているんです。」
というご家庭、

はっきり申し上げます!
まとめてやることに、ほとんど意味(効果)はありません!!

それならいっそのこと、
できなかった日のぶんは見なかったことにして、
「次の日からはできる限りコツコツ毎日取り組もうね」
と切り替えましょう。

1日5分程度でも構いません。
とにかく毎日取り組むこと
を目標にしましょう!

1週間で考えると
1日5分×7日間=計35分
ですが、
これを仮に週末にまとめて
1日だけ使って35分かけて終わらせる
としても、
同じ効果は全く期待できないとお考え下さい。

とにかく毎日!
毎日数に触れさせる!

これがとっても大事なことです♪

6年生のお子様、
今からでも遅くはありません!
今日からそのように意識をお持ちいただいて
毎日少しでも取り組ませましょう。

数か月後、
確実に計算力(正確性、スピード)がアップしているはずです♪

さて、
今回ご紹介した買い物の話は、
算数(計算)が嫌いなお子様や低学年のお子様には
難易度が少し高かったかも知れませんね。

次回のブログでは、
難易度を下げた別の取り組み
をご紹介したいと思いますので、
是非次回もご覧ください。

今回はここまで。
それではまた次回お会いしましょう♪

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