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投稿日:2018年10月26日

テーマ: 算数

ちょ~怪しい三角形

みなさん、こんにちは。
受験ドクター算数科の江田です。

季節はすっかり秋ですねぇ。

あ~
幸せ♪(*’▽’)

ちょ~怪しい三角形01少し遅いですが
先日、ある飲食店で
今年初めてサンマをいただきました。

 

今年は
9月に入ってから漁獲量が激増したそうで
都内でも生サンマが1尾150円ほどで売られているようですね。
ここ数年は漁獲量が減少していたため
昨年は生サンマが1尾500円近い価格で売られていたことを考えると…
今年は激安!?
ですね^^

まぁ、
それでも昔に比べると高いとは思いますが。
私が子供だった頃は
特価だと 「2尾で100円」 なんてスーパーもありましたからね。

それでも
こんなに手頃な価格で
あれだけ美味しい魚をいただけるのは
私にとっては大変ありがたいことです♪
炊き立ての新米と組み合わせたら最強ですな(´▽`*)

さて、
余談はこれくらいにして…

前回のブログで
「知っててほしい○○」
を使った入試問題をご紹介しました。

今回も
「受験生であればすぐに反応してほしい図形」
をご紹介したいと思います。

それはズバリ…
「ちょ~怪しい三角形」!!

ちなみに、
4年生の後半で
「三角形の面積」
を学ぶ頃から目にすることになる図形です。
(ただし、4年生のうちは応用問題レベルになると思います。)

では例題いってみよ~

【例題】
次の二等辺三角形ABCの面積は何㎠ですか。

ちょ~怪しい三角形02

考え中。

考え中。

さぁ、いかがでしょうか。
では解説いきま~す。

【解説】

三角形の面積の公式は
底辺×高さ÷2
ですね♪

それでは、
この二等辺三角形ABCの
どの辺を底辺として見ればよいのでしょうか。

ここは素直に考えてみましょう!
唯一実際の長さ 「12㎝」 とわかっている辺ABを底辺として見ます。
そのときの高さは…

以下の青線部分になりますね。

ちょ~怪しい三角形03

さぁ、
この高ささえわかればおしまい♪

ここで
今回のテーマ
「ちょ~怪しい三角形」
の登場です!

それは
下の図の青く塗りつぶした三角形ACDです。

ちょ~怪しい三角形04

この三角形ACD、
小学校でも使うことのある道具で見るかたちですね。

そう、
三角定規の片方
「30°,60°,90°」の直角三角形
です!!

この
「30°,60°,90°」の直角三角形は
ある向きに2つつなげると正三角形になりますね。

今回のこの図形で言うと…
三角形ACDを以下のように2つつなげます。

ちょ~怪しい三角形05

この図より
辺CDの長さは
12÷2=6(cm)
とわかります。

ということで…

ちょ~怪しい三角形06

この二等辺三角形ABCは
底辺が12㎝,高さが6㎝
の三角形とわかったので、面積は
12×6÷2=36(㎠)
と求まります。

いかがだったでしょうか。
今回のおさらい。

30°,60°,90°の直角三角形はちょ~怪しい!!

ちょ~怪しい三角形07

以上♪

とてつもなくシンプルだけど、
中学入試にはとてつもなく出題されるんです!

是非お見知りおきを♪
(あ、お子様へのメッセージですからね^^;)

次回はこれを使った問題演習をしてみましょう♪

それではまた次回。

算数ドクター