今回は、 中学受験・個別指導ドクター で中学受験の国語のプロ講師としてご教授していただいている、元日能研国語科講師の「永田先生」のオリジナルノウハウのお話です。

毎年、何百人というプロ講師を面接している中で、多くの国語の先生が「国語は算数とは違って学習方法が難しく、短時間で成績は上がりません。沢山読書をしましょう。」というような一般論をよくおっしゃいます。このこと自体は正しいことです。しかし、こんな一般的抽象論は聞き飽きています。こんな中、永田先生は、「国語は算数と同じで論理的解法があり、これを身に着ければ、短時間で偏差値20くらい上がりますよ!」と言い切りました。「この先生だ!」と直感しました。

その後、当塾でも、永田先生には、ほとんどクレームがなく、逆に1年で偏差値20本当に上がる子が出ました。「すごい!」の一言です。

しかし、100%成功するわけではありません。こんなことがありました。開成中を目指しているご子息の親御さんからのお話で、「永田先生の指導方法は独特で、今まで学習してきた常識と違うし、国語の本質的な読解力がつくか疑問なので、退会します。」ということがありました。このお子さんは残念ながら、開成はおろか、滑り止めの学校さえも落ちてしまいました。このような失敗は、高学歴のレベルの高い親御さんにありがちなのですが、この敗因は、はっきり言ってしまえば「少しばかり詳しいが、やはり素人に過ぎない親御さんの素人判断」でした。「プロの指導に素直についてきて欲しかった!」 ということです。

「国語の本質的な読解力をつけるべき。」ということ自体は正しく、当たり前の話です。このレベルの話は誰でもでき、結局、「本当の意味で国語力をつけるには、長い時間がかかるもので、大人になるまで、中学、高校としっかり国語を学習してください。」ということでしょう。我々中学受験のプロは限られた時間で成果を出す。言い換えれば「点を取らせる。」ことが求められるプロの技術屋であり、職人なのです。独自のオリジナルのノウハウがなくて、何がプロでしょう。しかし、独自のオリジナル・ノウハウを持てば持つほど、常識的な一般論から離れてしまうのも当然です。我々プロ講師は、一般論から離れて、あえて非常識とも言える「1年で偏差値20アップ」を目指すからこそプロであり得るのです。

今回は少々手厳しいことも述べましたが、真正面からの本音トークでした!!