古澤先生

古澤先生

プロフィール

名古屋大卒
指導歴20年・四科目指導可能
大手家庭教師センターで合格実績1位

合格実績

開成、麻布、横浜雙葉、明けの星、慶應SFCなど

インタビュー目次

【受験前最後の授業で送る、お子さんへのメッセージ】

自分が教えてきたお子さんの受験前最後の授業の際、何て言って送り出しますか?

絵ハガキを1枚買ってきて、そこにメッセージを書いてお渡しして送り出すことが多いです。

それは嬉しいでしょうね。試験会場に持って行ってくれたりして。

そうだと嬉しいです。ただ、最後のひと言は本当に悩みます。すべてのお子さんに対して同じことを言うのではなく、なるべく具体的なこと、1人1人を見たことを、メッセージにするようにしています。

お子さん一人ひとりを大切にしているのが伝わってきますね。私がいつも言うのは、「足掻け」です。最後まで「足掻け」と。

大事ですね。

もうだめだと思っても、「足掻け」と。そしたら、もしかしたら助かるかもしれないって言ってます。受験の最中で、本当にもうだめだって思う瞬間、きっと何回もあると思うんです。そこから、どう立て直していくか。蓋開けてみたらすごく難しい年だったということだってあるわけなので。

そうですよね。すべてがそれで終わりっていうことは、絶対ないですものね。いつもの授業の中でも、最後まで諦めない力、粘り強く頑張ることをうまく吸収してもらえたらいいなと思います。もちろんその前に、自分の弱いところと立ち向かえるか、苦手なところに立ち向かえるか、どこまで研究してるかという戦略があったうえで、1問1問諦めずに、丁寧にきちんと解いていく。

そもそも根性論で算数は解けませんからね。それまでの積み重ねと、最初に問題見たときに、どういう戦略でどういう筋道で解答していくかっていうのが、頭にないと戦えませんからね。

そうですね。

でも、まず手を動かすことが大事ですか?

そうですね。まずは、まずは何か近いものからでもいいから、1からでも始めて、それがわからないようだったら具体的に指示を出す。なんとなく勉強をやってるではなく、心のこもった勉強を。心のこもった勉強ができる時間を、1分でも1時間でも増やしていけたら、本当にそれに勝るものはないかなと思います。

では反対に、家庭教師は必要ないんじゃない?というお子さんもいらっしゃいますか?

いますけれども、まだそれでも「隙はあるな」と感じることもあります。

そうですね。どんな優秀な子供でも、やはり小学生。

そうですね。どんなに高得点を出し続けていても、詰めが甘いところや勘に頼ってるところ、危うさというのがあります。

最難関校を合格したお子さん達に、入試問題を見ながら、「ここをどうやって解いた?」と聞くと、「勢い!」という答えが返ってくることもありますよね。できる子特有の勢いという感じでしょうか。

手癖じゃないですけど、たくさん問題を解いてく上で、何かを掴んだ勢いとでも言うんでしょうかね。

そうですよね。「なんとなく解ける」という感覚が、最難関校の合格者の中にも多いので、「隙がある」と仰るのはよくわかります。


【心に伝わる指導を心がける】

お子さんからどんな先生と言われますか?

明るくて、いろんなことを話してくれるので嬉しいって言われます。私もそう言われると嬉しいですね。
気持ちが楽になるように、硬い言い方ではなくやわらかい言い方で、うまく心に伝わるようにと心がけてます。それがお子さんには、明るくてちょっと面白いこと言ってくれる先生と伝わってるみたいです。

すごく硬く勉強してる中で、そういう話を差し挟んでもらったら嬉しいでしょうね。先生ご自身は、小学校のときどんなお子さんだったんですか?

読書が好きで、よくしゃべる子供でした。かなり早熟で、小学2、3年生ぐらいのときに、もう6年生の子が読むような本を読んでいました。

小学校のうちに、背伸びした映画観たり、背伸びした本読んだりっていうのは、なにかしらの益にはなっていますよね。

そうですね。お子さん自身も、学校の図書館にある文部省おすすめのような本だけではなく、ちょっと刺激が強いもの、大人びたみたいなものを求めているようで。友達では紹介できないような本や映画を薦めたりすると喜んでくれる子は多いです。

なるほど。私は定番がありまして、卒業したお子さんに贈るのは、いつも「星の王子様」です。何回読み返しても奥が深いなって、素直に思います。

行間と行間の間に何かある感じがね。読書が、お子さんをいろんな方向に導いてあげられるんじゃないかなと思います。勉強以外のところでも、お子さんの役に立てたらいいなと思います。

本日は貴重なお時間いただきましてどうもありがとうございました。お子様一人ひとりにあった家庭学習の指導など、大変勉強になりました。これからも多くのお子様を合格に導いて下さいますと嬉しいです。

こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。