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愛読書の話と社会の得点力の上げ方

みなさん。こんにちは。今月はY.Sが担当します。
もう秋らしい時期ですね。とはいっても、最近は、四季の区別がはっきりしないというか、春なのに雪が降ってみたり、冬なのにあまり寒くなかったり、夏、異常にあつかったりなど、日本の四季折々の美しさが衰退しているようにも思えます。これも地球温暖化の影響なのでしょうかね。
 

 さて、10月は読書週間なるものがある月です。調べてみますと、『読書週間は、昭和22年に「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という目的により開始されましたが、最初の年は11月17日から23日まで実施され、翌年から文化の日をはさんだ2週間となり、やがて国民的行事として定着しました。』とあります。(総務省ホームページより引用) 
そこで、今回は愛読書について書いてみようかなと思います。

昔は、私も文学少年といってもよいくらい本が大好きでした。といっても、好きになったのは、大学入試の試験の日でした。(おそ!)
きっかけは、少年Y.Sくんが大学入試の試験のときに、国語の文章を読んでいたのですが、その本があまりにも、感動的すぎ。あまりにも切なくて、苦しくて、、、試験中に目頭があつくなってきて、試験どころではありませんでした。問題文の最後に掲載されている出典調べて、試験終わったその足で本屋さんにいきました。「試験結果なんてどうでもいい、ぼくはこの本の続きが読みたい!」という感じでしたね。(結果は不合格でした。念のため。すべり止めの学校だったので、不合格の時には、いろいろ両親から追及されましたが、不合格の原因の真実は伝えませんでした。)
話が少しずれましたね。その本は堀辰雄さんの書いた「菜穂子」という作品でした。今ここであらすじ書いてしまうと、この校舎ブログが読書感想文になってしますので、省略します。100ページ足らずのものですので、ぜひ機会あるときに読んでみてください。そのあとは、さまざまな本を読みました。でも、世の中、たくさん本がありすぎて、何をよんでいいのかわからないので、本屋にいき、「よし、この棚のこの列の中でいちばんタイトルの面白そうなものを買おう」という感じで本を選んでいました。おかげでいま私の自宅の本棚は「夢辞典」「D機関情報」「ヤバい経済学」など、まったく関連のない本たちが並んでいます。
さて、最近の愛読書は、時期が時期ですので、悠長に読書もできません。あえていうなら、これ。「日本国勢図会」。日本のあらゆる統計資料が掲載されています。だから何?と思うかもしれませんが、実は、社会の入試問題の統計資料は、ほとんどこの書籍から使用されています。

ですから、私もこの書籍のデータをしっかり分析し、それを加工して、入試問題風にアレンジするわけです。
ところで、社会の学習って、「用語を暗記すればいいんでしょ」とお思いの人が非常に多く、社会の先生ですら、そう思っている先生もいました。ひたすら一問一答形式の問題をさせる・・みたいな。けっして間違えでないです。しかし、得点が伸び悩みます。なぜなら、入試問題は、一問一答形式だけでなく、統計資料の問題、地図の問題、歴史では建造物の写真など、もっとビジュアル的に出題されるわけですから。出題される一部分のみしか学習していないわけですから、得点が伸び悩むのはある意味あたりまえです。

社会で得点力をあげるには、このような統計資料を利用して学習が効果的です。受験生に限らず、小4・小5生にとっても、この本はとても有益だと思います。「ちょっと難しすぎるわ」ということでしたら。こちら「日本のすがた」。これは先の「日本国勢図会」のジュニア版的存在です。一家に一冊あってよい本だと思います。
 なんだか、愛読書の話から社会の得点力の上げ方に内容がかわりましたね。

つれづれなるままにひぐらし・・・ではなく、つれづれなるままにブログ。気分は吉田兼好でございます。


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