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七夕

皆さんこんにちは!受験ドクターのD.Nです。
とうとう中学受験の天王山といわれる夏が来ました!
毎日暑いですが、暑さに負けずに有意義に夏を過ごしましょう!

さて、「7月」というと七夕です。
七夕は天の川で隔てられた彦星(牽牛)と織姫星(織女)が1年に1度だけ会うことが許される日です。
その日、多くのカササギが大量の羽で天の川に橋をつくってくれるといいます。
これは中国の古い話です。

夏の夜空に見える「夏の大三角」は、はくちょう座のデネブ、こと座のベガ、わし座のアルタイルです。
デネブ、ベガ、アルタイルはどれも1等星で白色です。
これら理科で学習する星座や星の名前はだいたいギリシャ神話から来ています。

ギリシャ神話やら中国の伝説やら話が紛らわしいですが、
ようするに夏の大三角の同じ星をギリシャ神話と中国の伝説では異なる名前で呼んでいるのです。
夏の大三角を整理してみると次のようになります。

アルタイル=彦星(牽牛)
ベガ=織姫星(織女)
はくちょう座=カササギ

天の川とは無数の星の集まりで銀河の一部のことです。

夏の大三角を使って北極星を見つけることができます。
夏の大三角のデネブとベガを結んだ線でアルタイルを折り返した先にあるのが北極星です。

ついでに北極星についてもまとめておきましょう。
北極星はこぐま座です。
北斗七星がおおぐま座ですね。
北極星は二等星で色は黄色です。
北極星はほとんど動かないので、昔は航海の時の目印にされました。
北極星が動かない理由は、北極星が地球の地軸の先にあるからです。
ちょうどコマの回転軸が動いて見えないのと同じことです。

以上は七夕に関する理科の話でした。

次に、七夕にまつわる社会の話をします。
東北三大祭りのひとつに宮城県の「七夕祭り」があります。
この「七夕祭り」が行われるのは、実は「7月」ではありません。
7月は7月でも旧歴の「7月」です。
旧歴の7月は現在の8月に相当します。
東北三大祭りの「七夕祭り」は毎年8月7日前後に行われます。

東北三大祭りと行われる県についてまとめておきましょう。

七夕祭り=宮城県
ねぶた祭り=青森県
竿灯祭り=秋田県

ちなみに東北四大祭りという場合には、山形県の花笠祭りが加わります。

最後に、7月7日に起きた歴史上の出来事をひとつ。
1937年、北京郊外の盧溝橋で日中両軍の衝突が起こりました。
いわゆる盧溝橋事件です。
これがきっかけで始まったのが日中戦争です。
日中戦争は軍部の甘い期待に反して長期化し、日本の敗戦まで8年余り続きました。
この日中戦争の発端となった盧溝橋事件が起こったのが79年前の七夕だったのです。

七夕の日には五色の短冊に願いを書いて笹の葉に結び付けると願いが叶うといわれます。
ぜひ皆さまの中学入試の願いが叶いますようにお祈り申し上げます。

星に願いを!


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