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塾別!今週の戦略ポイント

SAPIX「デイリーサポート」の“今週の戦略ポイント”です。

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SAPIX 下位生 日本女子大附属中志望 6年生女子Kさんの場合

【生徒の現状】

・5年生の2月からSAPIXに通っていて、Fにいたこともあったが、現在はCに。
授業がすごく難しくて、四谷大塚に入れようとしたが、この時期に転塾するのも本人も嫌がっている。

・国語が1番出来なかったが、算数と社会も悪くなってきた。
モチベーションも下がってしまい、勉強の頑張りが反映されず、気持ちも暗くなってしまっている状態。

・範囲が決まったテストは出来るが、不意打ちのテストだと全く出来ない。

・第三者の目線から指導をしてほしい。
少しでも前向きに勉強できるように、やる気を出させてほしい。

・国語の勉強について、どこから手をつけていいかわからないので、5年生の問題をもう1度1つずつやっている状況。
辞書を引いているが、本人も面倒くさがって、本当にわからないところしか調べていない。
本嫌いだったが、最近少し読むようになり、それと共に最下位脱出という感じになってきてはいる。

【先生のアドバイス】

まず、1つ考えられるのは、どの科目でも言えますが、設問で何を問われているのかを見分けたり、どのような種類の問題だからどう対応すればいいか判断することがまだ整っていない可能性があります。

例えば、知識が頭に入っていたとしても、問題の問われ方によって結び付けられないお子様が、6年になると出てきます。

6年生になると、これまで学んだいくつかの要素が組み合わさって出てくる問題形式になることがあります。

そういう時に、体系的な勉強というよりは、目の前のことを一所懸命やるという勉強をやっていますと、なかなか対応しにくいこともあります。

範囲の決まったテストがある程度できるということであれば、学校感覚のテスト対策をしている可能性があります。

その時わかればいいという勉強で、積み重ねてきたものを組み合わせて使うという意識が弱いかもしれません。

もう未習単元がなくなっている時期ですので、まず、効率以前に、未消化の単元を埋めることが第1の課題だろうと思います。

これまでやってきたことの中から出題されているので、その中でこなしきれていない要素があるということですね。

SAPIXの場合は、4年、5年、6年の積み重ねの上に今があるので、抜けてしまっているところがあると思います。

単元によって上手く生かせているところと、抜けているところに分かれていると思います。理社が悪いというお子様に関しては、まだ理解できていない単元が残っている可能性があります。

理社は、知識をしっかり詰めた上で、問題に対応することが必要となるので、抜けている所があると、これから出てくる問題にも困難です。

知識が抜けているのか、問題の読解ができていないのか、などを振り返りなどで確認していただければわかります。

文章に関して、どうすれば問題に手が出せるようになるのか、文章の種類ごとにどうやって理解の手掛かりをつかんで時間内でうまく本筋をつかんでいくかが、まず第1点として必要なことだと思います。

また、お子様が戸惑うのはおそらく、問題で何を聞かれているのかがよくわからない、ということだと思います。

聞かれていることに答えるという手順を整えると、また変わってくると思います。

記述でも同じことで、例えば、気持ちや理由を聞かれた時に、何に注目し、どのような手順で探して形にすれば答えになるか、という解くコツつかむことが重要だと思います。

【Q&A】

Q

本人がなんで解けないのかわかっていないのだと思いますが、やはり先生方にはそういうところがわかるのでしょうか。

A

基本的に、見ると何ができていて何をしているからこうなる、というのは、ほぼ見当はつきます。

お子様の答案や実際の解き方を見せていただくと、どこで何が起こってどうなるのかというのを正確にたどって原因を見つけることはできます。

実際には、原因というのは単純なものでもないので、1人のお子様をじっくり見ることで、徐々にその原因が詳しくわかってきて、対策もピンポイントでしていくことになります。

Q

もし、そちらにお願いした場合、教えていただいて身につくものなのでしょうか。

A

まず、お子様が何をどれくらいか見極めて、できるだけ効率的に組み合わせていくという指導をさせていただきます。

Q

家庭教師もいいなと思っていますが、本当に優秀な先生方には、そちらに通わないとお目にかかれないのでしょうか。

A

家庭教師専門で実績を上げている講師ももちろんおりますが、その中から特に実績を上げた者で、個別も教えている講師もおります。
しかし、個別の方はドリームチームというのを目標としておりますので、各科目の専門的な指導力を持つ者が集まっているのは確かです。

Q

どれに1番力を入れたらいいのかがわからないです。

A

最終的には入試のために4科整えなければいけないですが、得意科目を確実に得点源にすること、苦手な科目をつくらないことが大切です。

Q

もし、そちらに通うとすると、夏休みの講座を受けなければいけないのですか。

A

夏休みであっても、基本的に予定に合わせて個別で授業をすることになります。
空いている時に授業を入れることになります。

Q

体験授業は、科目と講師をこちらで指定できるわけではなく、空いている先生にお願いするということでしょうか。
それとも、塾長先生が対応してくださるのですか。

A

ご要望がある場合は、できるだけ調整をいたしますが、基本的にはお越しいただく時間帯にコマが空いている講師が対応させていただきます。

Q

SAPIXに夏の講座がありますが、成績がこれだけ落ち込んでいても伸びるでしょうか。

A

これから応用問題から入試レベルの演習に入っていくので、もし、いくつかの道具を使って解く問題で、道具が抜けていると解けないです。
7割ほどついていける授業だと、なんとかお子様もやっていけると思うのですが、半分以上ついていけないとなると、お考えになられた方がいいかもしれません。

Q

夏休みの間に、集中して何時間かお願いすることもできますか。

A

講師との予定が合う限りでは、お手伝いできます。

Q

少人数制の授業だと、SAPIXとあまり変わらないような気がしますが。

A

少人数授業では、主に基本固めを目標に行っております。

Q

国語で何か1つ仕上げるとしたら、漢字かとは思うのですが。

A

SAPIXで使われている『漢字の要』は読み書き、意味のポイントは1通り学びやすくなっています。

テンポよくやっていくのならば、読みを1通りやってから、書くという使い方もできます。他のお子様もよく使われているので、なんとかそのテキストはこなしたいですね。

Q

焦って1日3ページなど、1度に多くやってしまうと取りこぼしがあるので、ゆっくりやった方がいいですか。

A

1つずつやって、間違えたものを仕上げる方が確実だと思います。
間違えの量を見て、習得できる分量を見極めることが必要だと思います。

Q

もし、そちらに通うとすると、週に1時間半行っても、知識が増えるわけではないと思うのですが、家庭学習の範囲や、やり方を教えていただくことになるのでしょうか。

A

私の場合ですと、大手塾にも通っているお子様には、そこの教材を使いきれることを前提に、例えば、抜き出し問題の練習をしたとすると、動詞の問題を中心に宿題を出す、SAPIXで解いていない問題について取り組み方を意識して解くなどの宿題の出し方をしています。

Q

意識を教えるだけでも少しは変わるものでしょうか。

A

もうちょっと練習をしてから家でやりたい、という生徒さんの場合ですと2コマ授業をお取りになって、集中的に勉強をするというケースもございます。

Q

マンツーマンと2対1どちらにするか、というのも本人の状態を見て決めるのでしょうか。

A

例えば、自分でどんどんやっていき、できたら見てほしいという生徒さんですと2対1で十分に活用していけると思います。

しかし、解くところを指示しても止まってしまいがちで、解いているプロセス全体において改善が必要ということですと、1対1の方がいいと思います。

Q

2対 1の場合、2人で同じ問題を解くと集中できなくなってしまうと思うのですが。

A

競争した方がやる気が出るお子様であれば、一部の時間を使って同じ問題を解いてもらうこともあるかもしれませんが、基本的に個別授業なので、1対1が2人同時に進行しているとお考えください。
教材や内容は個人に合わせてそれぞれ行います。

Q

四谷大塚の予習シリーズの方がきちんと解答が書いてあったので、そちらの方がわかりやすいのではないかと思ったのですが、SAPIXの教材もやりながら、他を使うのも厳しいですか。

A

確かに予習シリーズもわかりやすいですが、どのような手順で解くかに特化しているわけではないです。

書いてあったとしても、それを読んで何か受け止めきれるかというと、活用しきれていないお子様もいて、その生徒さんにとって何が足りなかったのか、何が必要かはわからないので、どの教材を使えば解決するというものでもないですね。


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