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日能研 下位クラス 6年男子M君の場合

海田 真凜
受験相談・担当講師 【四谷本部校校長・校長総責任者】海田 真凜先生 元栄光ゼミナール 難関校受験クラス講師:【算数】のエキスパート!

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学習相談担当:当塾スーパードクター講師 海田講師

【生徒の現状】

・現在、日能研に通いながら家庭教師の先生を2人付けている。

通い始めたのは5年生の夏からで、それ以前の4年生の時は個別指導の塾(一対一)に行っていた。

・田舎に住んでいて、学校の中で受験をする人が少なく塾仲間のような友達もいないため状況が分からない。

本人は頑張っているが、成績に繋がらない。

・本人は医者になりたいと言っていて、両親が勉強を教えても感情的になってしまう。

・日能研のクラスは一番下のクラスなので、周りも熱心に勉強している人が少ない。

そのクラスの中ではいつも上位の席に座っている。

電車で2駅先なので、分からないところがあってもすぐに質問できない。

・家庭教師を付けたのは、新6年生の2月から。

教科というよりも単元ごとですごく得意不得意が分かれてしまっている。

バランスが悪くて、本人は興味のある事はとてもよく覚える。

・現在、日能研の方は火木土日と行っている。

それ以外の、月水金は家庭教師の先生に見てもらっている。

 

・ケアレスミスが多い。

学校でもずっといじめられているという悩みもあって、結局課題をやりこなしていけない状況。

・家庭教師の先生を付けてからは、慢性的な寝不足で判断能力の低下がみられる。

先生に集中力が欠落していると言われ、眠くならないように色々対策はしているがあまり効果はない。

日能研で寝る事はない。

・慢性的な睡眠不足の理由は、学校の友人関係で悩んでいるから。

負けず嫌いで、何か言われても自分の意見は主張する性格で、人と変わった発言をするので学校の中でも浮いてしまっている為、本人も悩んでいる。

勉強していても、その事が気になってしまい集中して勉強が出来ない。

・物事を納得しないと前に進めなく、納得出来ても先に進むのではなくそこを突き詰めてしまう。

本人に「今は一旦置いておいて」と説得しても頑固で中々分かってくれない。

そういうところで無駄な時間を取られてしまっているがために、必要な学習が出来ていない。

・両親も中学受験していて、私立の学校に行けば先生方にも余裕があるので、哲学的な彼の疑問にも嫌がらずにきちんと答えてくれると思っている。

 

 

・彼の中では中学受験をやめて、高校受験に切り替えるという選択肢はない。

彼が希望している受けたい学校は複数あるが、どれも難しいレベルの学校。

・母親が今考えているのは、埼玉県川越の医学部進学コースがある秀明。

開業医で代々医者という事もあり公立だと浮いてしまうので、同じような環境・境遇で育った子供と一緒に勉強させたいと思っている。

・日能研の中では友達もできているが、大半は学校で過ごしているので悩みは払拭出来ない。

・学校内でも受験するのは彼だけで、周りは殆ど地元の中学に進学するという環境。

小学校の宿題は単純作業のような物が多く、母親は無駄と感じている。

・中学受験生に対する配慮がない学校なので、抱えなくてもいい問題をいっぱい抱えてしまっていて余計勉強に集中できない。

ある程度は適当にやっているが、周りにおかしいと思われるのは嫌だっていうのがある。

 

 

・母親は受験勉強にもかなり差し支えるため、東京へ転校したいと思っているが、父親は反対している。

・日能研の先生に、塾を出て家に帰るまでに習った事をすぐ忘れてしまうので、誰か拾ってあげないといけないですねと言われ、プロ家庭教師の先生にお願いした。

・日特にも行っているが、家庭教師の先生に「あまり意味ないと思います」と言われた。

・本人は開成に行きたいと言っていてやっていたが、段々現実が見えてきて本人もとても無理だという事が分かってきた。

・カリテの算数(平面図形)のテストが40点で悪く、本人もかなり疲れていてオーバーワークになっている。

 

【先生のアドバイス】

・大きな意味での学問的な好奇心というのは、大事にしていかないといけないところ。

ただ、中学受験というところにピンポイントで絞った場合には、逆に邪魔になってしまう要素もある。

そこのところを、どれだけご本人に納得してもらって、一旦封印してもらえるか。

 

 

・都内の小学校であれば今ほとんど中学受験する生徒たちばかりで、むしろ中学受験しない生徒の方が少数派。

逆の場合だと、中学受験する生徒というのは周りからは特殊な人達というような目で見られてしまう、本人が今いる環境も中学受験を目指す生徒にすると、負担になっているかもしれない。

・今のその環境で、彼なりに頑張っている結果が今の状況だとすれば、環境を変えてあげないと、彼の今の頑張りが報われないというようなことになってしまうかも。

近くの小学校に通っていて中学受験に専念できるような環境の生徒に比べれば、相当負担のある中でやっている。

やっている学習面もある程度整理してあげた方が、むしろ彼にとってプラスになるのかもしれない。

・授業内容が理解出来ていない授業を受けるという事ほど、意味のないものはない。

日能研の授業が、自宅に戻るまでの間で全て抜けてしまうようであれば、何のために日能研に通っているのかという事になる。

そうであれば、むしろ家庭教師の先生だけにするとか。

 

 

大手の塾をやめることで情報が入ってこないというところが不安なのであれば、夏休みとか冬休みといったような講習期間中だけ日能研の講習に通うというやり方でも対応できると思う。

日能研と家庭教師、おそらく家庭教師の先生の授業の方が、本人は理解度がはるかに高くなっているはずだとは思う。

・本人のレベルよりもちょっと上の問題に、どうくらいついていくかというところが伸ばす秘訣なので、そこを切ってしまうともったいない。

・定着の具合が今一つの原因、こなしきれない原因というのも家庭学習の時間が今のスケジュールだとほとんど確保できないため。

・今やっている日特の授業内容は恐らく本人にとって何一つプラスになってないと思う。

むしろ時間を取られているという、マイナス面の方が大きい。

本科テキストの忘れてしまっているところを、復習として順次、1か月・2カ月くらい前にやった内容をもう一回やり直すという作業を、日曜日の学習に充てた方が定着率はぐっと上がっていくはず。

 

・もし日特に通うのであれば、9月からの後期だけで充分。

やるべきことの優先順位というのを考えたときに、毎週の学習内容の定着、あと、これまでやった内容で抜けているところの穴埋め、というところを夏休みまできちんとやっていくのが最優先事項。

日曜日にカリテが終わったあとの時間を有効に活用していかないと、家庭学習が6年生だと上手くまわっていかない。

平日の月水金が家庭教師の先生で全部潰れてしまっていて、月水金全部潰してしまうというのは負担が大きい。

整理できる場所があるのであれば、やはり平日の月水金のどこかと、日曜日の日特だけでも削るかたちで家庭学習の時間に充てた方がプラスになる。

・日能研の授業でやったこと、家庭教師の先生に教わったことをもう一回自分の手で解き直しをしないといけない。

・日特と、あとは家庭教師の先生、文系の先生の方は1回お休みということにして、理系の先生の算数の授業だけを残す、というスタイルが今のところ一番良いと思う。

そこで、本人が学習のペースを掴んで、なお且つその生活のリズムをきちんと掴んで慢性的な睡眠不足が解消できるのであれば、そこの段階で初めて「じゃあその家庭教師の先生、もうひとつ戻そうか」というようなことが考えられるようになってくる。

今現状でこのスケジュールで回していく限り、彼の負担はなくならないので。

【Q&A】

Q

結局は個別指導塾に入っていた時のように、受験をするお友達が近くに感じられなくなってしまうので、どちらか整理付けるということになると、やっぱり家庭教師の先生のご指導を減らすか、思い切ってやめてしまった方がいいですか?

A

日能研の授業だけを聞いて、そこの授業をちゃんと理解してきて、家で宿題を自力で解けるくらいまで授業内容をきちんと消化して帰ってきているのであれば、家庭教師の先生を全てやめてもなんとか回っていくと思います。

でも、日能研の授業を聞いていてもちょっと理解度が今一つの科目があるということなのであれば、家庭教師の先生によるフォローが必要になります。

今の6年生前期の段階であれば、算数がある程度点数が取れているかどうかというところが一番重要だと思いますから。

先程、算数の先生は週2回2時間ずつとお話されてましたから、それを例えば週1回2時間だけにしてみるとか、文系の先生の授業は一旦お休みにしてみると、バランスがとれるのではないでしょうか。

 

 

Q

受験が迫れば迫るほど先生方も忙しくなるんですよね。

A

そうですね、スケジュールが埋まってきますね。

で、特に月水金来てらっしゃるわけですから、月水金というのは大手塾で6年生の授業がない曜日なんですね。

SAPIXさんにしても日能研さんにしても6年生は火木土っていうのが授業曜日になりますから。

ですので月水金の家庭教師の需要というのが一番多いところなのでやはり先生方、月水金から予定が埋まっていきます。

そういう面では今、月水金に来てもらっている先生を切ってしまうと、例えば直前期にやっぱり先生にお願いしたいからちょっと増やして下さいとか、また来てくださいとなった時にその先生のスケジュールはもう既に埋まっていて、来られませんっていう可能性はありますよね。

 

Q

家庭教師の先生のお問い合わせが増えるのは、やっぱり夏以降がやはり増える?

A

年間通して、家庭教師のお問い合わせとか依頼というのはございます。

ただ節目節目に多くなる時期っていうのは確かにあります。

まずは春期講習始まる前のところですね。

要は新6年生になって2月の授業をひと月やってみて、

やはり5年から6年の切り替わりっていうのはどの塾でも難易度がぐっと上がる時期なので、そこでちょっと対応できなくなってきたから家庭教師の先生をお願いしたいと。

次はGWに入る前ですね、もうしばらく様子を見てみようということで、春期講習終わって様子を見たけれどもやっぱりどうにもならないと。

あとはやはり夏期講習入る前でしょうかね、7月位に、もう夏入る前に家庭教師の先生の方にお願いしてっていうところで。

ただやっぱり夏前までに動く家庭っていうのは、まあなんとか先生を確保出来ると思いますけども、どうしても9月以降、直前期になればなるほど先生方のスケジュールっていうのはどんどん埋まってきますから。

月水金で空きのある先生というのは、何か事情があってボッと例えば水曜日に行っている生徒さんが辞めるってことになってうまいこと空きました、というようなことはあるかもしれませんけれども。

月水金でお探しするのはなかなか難しい時期ではありますね、9月以降に関しては。

 

海田 真凜
受験相談・担当講師 【四谷本部校校長・校長総責任者】海田 真凜先生 元栄光ゼミナール 難関校受験クラス講師:【算数】のエキスパート!

【四谷本部校校長・校長総責任者】海田 真凜先生の詳細はこちら

元栄光ゼミナール難関校受験クラスで解説技術を磨き、さらに「プロ講師」として子供1人1人に合った戦略をどう立てるかというプランニング力を身に付けた【算数】のエキスパートです。
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海田先生は、元栄光ゼミナール(難関校受験クラス)で解説技術を磨き、さらに「プロ家庭教師」として子供1人1人に合った戦略をどう立てるかというプランニング力を身に付けています。指導技術があるのはもちろん、1人1人の生徒を大切に考えてくれる熱血先生です。
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