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模試の成績表の見るべきポイント

こんにちは。受験ドクター成城学園校の石井伸二です。

模試やクラス分けテストを受けた後にもらう成績表。
どこに注目して見るのが良いのでしょうか?

生徒たちが成績表をもって来た際に、
私は、まず解答欄から見るようにしています。
解答欄と問題用紙を照らし合わせ、マル(正解)だった問題を見ていきます。

保護者の方に聞いてみると、
偏差値→点数→バツだった問題という順番で見られる方が多くいらっしゃる印象です。

私はその逆で マルだった問題→バツだった問題→点数→偏差値という順番で見ていくようにしています。

なぜなら、褒めるためです。

「ここは授業でやった問題だね。よく解けたね!」
「少しひねった問題だけど、よく思いついたね。すごい!」
と、各問題についての頑張りをしっかりと評価してあげます。

マルの問題を見ることで、
それまでの勉強がどのくらい定着しているのか、また子供がどこまで成長しているのかが分かります。

0点でない限り、子どもたちは何かの問題を正解しているわけです。
まずはその点を評価してあげるようにしています。

点数に関わらず、必ず何か、良かった点があります。
例えば計算ミスによる失点が前回より減ったであるとか、直前にやった問題がしっかり正解できていた、などです。字がきれいになった、でも構いません。

このように「私はあなたの頑張りをちゃんと見ているよ」というメッセージが届いて初めて、子供は反省点の指摘を受け入れる心の準備が出来ます。

次に、バツだった問題を見ていきます。この時も、ただ○×だけを見るのではなく、その原因まで見るようにします。
算数であれば、計算ミス・問題文読み違えのようなケアレスミスなのか。解き方・考え方を混同してしまったのか。それとも、本当に理解が不十分で解くことが出来なかったのか。
それぞれ原因によって、取るべき対策が違ってくるからです。

次に成績表を渡された際には、
ぜひ解答欄から見るようにしてみてください。

中学受験特有の難しい点の一つは、お子様の反抗期と重なっているところです。
ご家庭で、お子様との接し方でお困りの場合など、ぜひ受験ドクターの講師にご相談ください。


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