お茶の水女子大学附属中学校 | 個別指導塾なら受験Dr.(受験ドクター)|中学受験専門プロ講師による個別指導塾 通塾・オンライン指導が選べる

お茶の水女子大学附属中学校

基本情報

住所:〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1
TEL:03-5978-5865 FAX:03-5978-5863
最寄駅:東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」から新大塚方面へ徒歩7分。
東京メトロ有楽町線「護国寺」駅より茗荷谷方面へ徒歩13分。
URL:http://www.ft.ocha.ac.jp/top/

授業・教科の取り組み

国語科の教育

お茶の水女子大学附属中学校の国語科は、平成17年度から平成19年度まで開発された、幼・小・中が一貫連携されたカリキュラムの功績を、今求められているような実践的な言葉の力について、具体的な言語活動を通じて学び、色々な人と社会の中で協働しあい、情報を活用しながら創造的生き方を自身で切り開いていくための言葉の力を、身につけてもらいたいと考えているようです。以下、箇条書きにてまとめられた国語科教育の方針です。
・現実社会の中で活用できる「話す力・聞く力」「書く力」「読む力」。
・論理的・批判的に考え、創造的な発想のできる思考力。
・お互いの立場や考えを尊重しながら、より良い結論を追って伝え合い、自身や集団の目標を達成していく力・態度。
「走れメロス」の授業学習では、複数の「テキストを読み比べ、自分の読みを作る」という視点から、太宰治の「走れメロス」とシラーの「人質」を読み比べるといった方法を取られていました。テキストを比較することによって、作者が何を肉付けし、どのように書き換えようとしているのかに着目していくことによって、作者が表現する意図を読み取ることを目的としたようです。

数学科の教育

「ENDS(えっ、なぜ、どうして、そうなんだ)から始める数学」というように、自身で考えることを重点にして、数学とは作るものなんだ、と実感を得ながら実力を付けていく方針です。実際に授業では、コンピューターなどを活用させながら、分かりやすく楽しい授業作りを目標に取り組んでいるようです。例えば直角三角形では、三平方の定理が成立することをふまえ、鋭角三角形や鈍角三角形では一番長い辺と他の2辺がどのような関係にあるか、考えていきます。その際、
電子教科書を使用して、実際に図を動かしながら考察の頼りにしていました。

理科の教育

「何気ない生活の日々の中でも、自然の巧みがたくさんつまっているんだ!」そんな発見があるカリキュラムです。実験や観察から学び得ることを大切に、授業を行っています。「考える力」はもちろんのこと、「表現する力」の育成にも力を注いでいるようです。分子でできた物質は,原子がどういう風に結びついているのかを学ぶ授業では、各班、模型が1セットずつ配られ、参考資料の元、各自が水や二酸化炭素,エタノールなど,模型を使用して原子を結びつけながら分子を作り,体験的に学んでいました。

社会科の教育

「考え、表現し、行動する社会科」 お茶の水女子大学附属中学校の社会科では、歴史、地理、公民の三分野をそれぞれに対し関連を付けながら、基本を重視して基礎学力の向上を目指していく方針です。さらに、ディスカッションや発表、専門分野の特別講師を招いた学習を取り入れ、社会の一員として広い視野を持ちながら、行動に移せる市民を育てることを目標としているようです。とある日の社会の授業風景では、歴史のできごとを断片的にとらえるのではなく、プリントやVTRなど内容を補足させながら、また生徒同士で意見を出し合いながら、多角的、多面的に考え、歴史のなぜを追求していました。また、「一週間のうち、新聞記事の中から、一つの記事を選んでノートに貼り付け、記事の内容に対して自分の考えを書こう」というニューススクラップを、毎週続けて取り組んでいました。

英語科の教育

「Enjoy English!」コミュニケーション力向上のため、「話す」「聞く」「読む」「書く」の4技能を総合的に伸ばしていく方針です。外国人講師とのティームティーチングによる授業、3年コース別3分割授業(週1回)、2年2分割授業(週1回)、LL教室での授業(各学年週1回)、英語圏帰国生特別授業(1~2年)など、授業形式も様々です。楽しみながら理解しやすく、高校以上~生涯学習としての外国語学習の基盤となる授業を目指しています。

体育科の教育

わかる・できる、楽しい授業
中学時代では色々な運動の楽しさを体験してほしいと考え、球技・武道・ダンス・陸上など男女共に何でも学びます。保健の授業では、仲間との討論を大切にし様々な健康問題を皆で考えていく力を培っていきます。
皆が上達し、わかるようになろう。

お茶の水女子の保健体育科では、下記内容を指導目標として学習を進めています。
・そのスポーツのもつ特性を知り、課題を解決していく中で、技術・技能を高める。
・グループ活動を通してお互いの力を認め合う。
・体や健康について学習する中、体や健康への関心を持ち、体と生活とのつながりを理解する。

1年生では男女共修で授業を行い、これからのお茶の水女子で行う保健体育科の学習指導にて基礎基本を学びます。2年からは種目により男女別々の授業になります。また3年生では、これまでの授業で培ったスポーツ・マネイジメントを発揮する授業をOWNの中で実施します。また各学習種目や課題により、教員自作のカードやプリントを多用し、「確かな学び」を身につける工夫を実践します。

音楽科の教育

「自分を表現する場は自分で作る」 3年生にもなれば、「音楽プロデュース活動」と名付けた活動をします。これは、自身が選んだ研究や音楽活動を通じて、学校全体の音楽表現の場を生徒だけの力で生み出していくものです。

美術科の教育

「感じる・気づく・伝える美術科」スケッチを通じて見る目を養うことはもちろん、石や粘土、木材や金属などの色々な材料を使った作品制作を通して、幅広い表現を楽しみながら身につけているようです。さらには、生徒同士の作品を見て、その良さを感じ取る心を育てていきます。お茶の水女子大学附属中学校の美術科では表現や鑑賞の幅の広い活動を通して、「ものの見方や感じ方」から取られる想像力や発想力、また「どういった表現をするか」という構想・構成力、「形、色、材料」で表現するための技能など、美術の基盤となる力を伸ばし、創意工夫する中「自分が望む価値」を総合的に仕上げていき、心豊かな生活を作り上げていく力を身につけようと考えます。

入試要項

入学選考の基準

お茶の水女子大学附属中学校は、以下の通り、「教育の柱」と「研究の柱」の方針を元に従って、入学の選考・検定が行われているようです。附属中学校の「教育の柱」とは、自主的に物事に取り組み、自身の考え方をしっかりと持ち、他人と協力する、より良い関係を築くことのできる生徒の育成です。また、「研究の柱」は、生徒の教育を人間の成長過程に焦点を合わせ、カリキュラム開発を行い、各中学校の連携のもとに実践・研究に取り組み、その教育成果を評価するというものです。

募集人数

男子約15名 女子約25名

提出書類

①入学志願者票(男子・青色用紙 女性・赤色用紙)
②小学校長の報告書(お茶の水中学校所定の用紙)
③検定料(5,000円)検定料は、所定用紙を使用の上、郵便局での払い込みです。検定料の払い込みを証明する「振替払込受付証明書(お客様用)」を所定の枠内に貼り付けすること。貼り付けしていないものは、受付不可。※一度払い込まれた検定料は、払い戻し出来ないので注意。
④写真票・受検票(お茶の水中学校所定の用紙)写真は大きさ(たて5cm×よこ4cm)、正面上半身、脱帽、3か月以内に撮影した写真票を所定場所に貼ること。

検定教科

国語・算数・理科・社会


その他の『≪ あ行 ≫ の 中学校』の項目一覧