上記のような解法知識は持ち合わせているはずなので、正解することは当然です。
最上位を目指す生徒には「その大問が、問題のセットにおいてどういう位置づけなのか意識する」という姿勢を求めます。
例えばこの年の駒場東邦中の算数の出題は大問で4つで60分でした。
この大問2を含め1・2・3は上位校受験生なら1度は見たことがある出題で、満点を狙える問題が並んでいました。一方、最後の大問4は難易度が高く、どれだけ時間を費やし、食らいつけるかが勝負になっています。
もし、各大問で均等に15分ずつ時間を費やしたとしたら、合格点を取ることは難しくなることでしょう。この出題においては1・2・3を合計30分以内、4で20分、最後に見直しを10分というのが理想的なバランスでした。最上位レベルの生徒は自然にその理想的なバランスに近づきます。最上位を目指すならば、テスト全体の中での、その問題の位置づけから、解くべきか回避すべきかを正しく判断する目を養うことも求められると言えるでしょう。
このように制限時間の使い方と問題の見極め方こそ、最上位レベルを目指す生徒が実力を最大限に発揮するためのコツなのです。
出題に応じた確固たる作戦と、柔軟性を養い、持てる力を存分に発揮してくれるよう、もちろん面白さも忘れずに指導していきます。