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桐朋中 2016年度より2回受験へ

【桐朋が2回受験へ】
吉祥寺校近隣の学校で、今年大きな注目を集めていた学校の一つが桐朋中学校です。

みなさんもご存知の通り、昨年まで2月1日の1回入試のみだったのが、今年から2月1日と2日の2回入試になりました。2回入試をするという決断は、学校側の大きな変革を意味します。

受験生としては、1日にしか受けられなかった学校が2回チャンスができると捉えることもできますし、また、併願校として押さえの学校が増えると捉えることもできます。

75周年記念事業の一環として、2010年から新校舎の新設が始まりました。
今年の入試は、今年度2016年に竣工予定ということも重なって、かなりの倍率になりました。

2/1の2015年度の志願者数は、190名の募集に対して443名、2016年度は110名の募集に対して411名。さほど2/1は変動ありませんでしたが、注目の第2回2/2入試は、70名の募集に対して672名と、驚異的な数字を出しました。

【武蔵、城北、東京都市大への影響】
2/2の入試に注目してみると、昨年まで1日武蔵、2日城北や東京都市大、巣鴨、世田谷学園などを受験していた層が、今年は、2/2に桐朋に流れ込んだと推定されます。

というのも、城北、世田谷学園、巣鴨はやや志願者数を減らしており、特に東京都市大は昨年924名の志願者数に対し、今年は618名と大きく減少しています。(東京都市大HPより) 

桐朋2日の算数の平均点を見ても、合格者平均が83.4点/100点中となり、高得点合格を余儀なくされたことを物語っています。ここ2,3年は、61点~74点くらいに留まっていました。

これは、1日の上位校狙いの生徒が抑えとして桐朋を受けたということが読み取れるのではないでしょうか。

【今後の傾向】
初めての2回入試を終えて、学校側もどういう層が2日に臨んでくるのかということもわかり、今年度の入試をどうするか話し合われていると思います。問題の傾向を変えるのかそのままなのか、学校のHP上では「来年度も不変です」と記載させれておりますが、2017年度入試も目が離せません。また、桐朋を狙うご家庭は、併願の仕方も考えていかなくてはいけません。

受験ドクターでは、個々の併願の出し方、学校側の出方など、お子様の最善の入試戦略を4科目の先生で話し合いながら作り上げていきます。これから6月に向けて学校説明会が開かれます。

私たちも、最新の情報を追いながら、入試戦略を練ってまいります。

【最後に】
吉祥寺校の入り口に入試結果を掲示しています。
自分の行きたい学校にどんな先輩がいるのか、何人ぐらい合格しているのか、この掲示を見ることで、奮起していただければ幸いです。


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