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～「寒いけど、『熱い』ですよ」～

こんにちは、受験ドクターのN.Kです。

　日に日に寒さが増してくる今日このごろ、毎年のことではありますが、「いよいよ入試が近づいてきたなあ」という思いを強くします（実はごく一部ではすでに入試は行われてはいるのですが、一般的には埼玉県内私立の解禁日である１月１０日が本格的な入試のスタートです）。歳末・クリスマス・正月といった移ろいゆく賑わいをみせるなかで、受験の世界はそんな喧騒とは関係なく、一日一日、時間の流れがはやく感じられていくなかで、ただ静かに「残り○○日」という緊張感を高めていくのですね。

自由が丘校は駅から徒歩数分。交通量の多い周辺環境をイメージされるかもしれませんが、実はたいへん閑静な住宅街のなかにあります。すぐ近くを大井町線が走っているのですが、そんなことが全然気にならぬほど、落ち着くことこの上ない、学習するには最適な環境にあります。

　そんななかで、重要な模試をあらかた受け終えた受験生が、いよいよ最後のスパートに入りました。静かで、それでいて前向きな緊張感をもって。

　私は、この空気を感じるとワクワクします。「いよいよ入試モードだなあ」と。やる気がさらに高まるのです。

　実を言うと、もともと寒いのはあまり好きではありません。若かった頃とは違って、気温が低くなると体のあちらこちらがすぐに不調をうったえます。情けない限りですが…。
　でも、「冬」は好きなんです。それは、いままで頑張り続けてきた子はもちろん、
そうではなくサボってしまっていた子も、いよいよ覚悟をきめてキリッとした顔つきで机に向かうようになるからです。もう塾のテストの偏差値やクラスを気にすることもない。過去問の出来はまだまだだけど、そんなことでくよくよしている場合ではない。やれることをとことんやろう。悔いの残らぬ受験にしよう。
そんな澄んだ心持ちを受験生の背中に感じるのです。だからこそ、とことん応援したいという気持ちがより強くなってくるのです。

　自由が丘校は、きょうも志望校合格に向けて黙々と邁進する受験生の「静かな熱気」に満ちています。ただ「目の前の一人を勝たせる」ために静かに熱い思いを注ぐプロ講師たちとともに。そして、その独特の空気は、まだ「入試」が遠い先のことのように感じられているはずの５年生以下の生徒たちにも、しっかりと伝わっているのではないか。そんなことを思う、今日このごろです。