中学受験「最新入試情報」・「突撃インタビュー」/中学受験ドクターによる偏差値20アップノウハウを公開

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佼成学園中に ―  「突撃インタビュー」

(インタビュー ; 分析・執筆 ;  石原講師 −元日能研講師)

  

・東京都杉並区
・ 30代・40代を中心とした専任教諭による熱意ある指導
・英語教育に力を入れている

1.生徒・保護者満足に向けて

ドクター:
国公立や早稲田・慶應義塾・上智・ICUなど難関大学への合格実績が年々伸びています。どのような秘訣があるのでしょうか。

担当者:
本校では小テストを頻繁に実施します。私の場合、8割できていないと居残りをさせます。このように、遅れがちな生徒にはほとんど毎日補習を行い、全部の生徒の成績を上げたいのです。
また、自ら進んで補習を要求してくる生徒もいますので、早朝や放課後に対応するようにしています。

ドクター:
早朝も補習をするのですか? アルバイト講師の先生だとそこまで生徒に付き合うのは嫌がるのではないでしょうか。

担当者:
本校では30代・40代を中心とした専任教諭が多く、専任率は7割を超えます。そのため、早朝や放課後にも生徒の指導にあたることができるのです。補習の成果の一例ですが、昨年、中3から3名の英検2級合格者が出ました。
なお、本校の系列に立正佼成会附属佼成病院があり、生徒のメンタル・ケアにも専門のスタッフが対応しています。

ドクター:
生徒にとっては、勉強の面でも精神的な面でもたいへん心強い体制となっているのですね。部活についてはいかがですか。

担当者:
甲子園出場経験のある野球部を始め、多くのクラブが関東大会・地区大会等で活躍しています。面白い話ですが、プールが使えなくなったんですね。そうしたら水泳部が強くなって、杉並区でいつも入賞するようになりました。便利なことに慣れてしまうとダメになってしまうのに対して、不便を克服しようとすると最大限に実力が出る、こういうことだと思います。

ドクター:
大学受験に対する生徒のモチベーションを上げる工夫をお聞かせください。

担当者:
中1では勉強の習慣づけが重要ですので特にクラス分けはありませんが、中2では選抜クラス、高2では特進クラスをつくっています。選抜クラスや特進クラスをつくるのには訳がありまして、(1)クラス分けという目玉をつくることによって勉強の推進力をつける、(2)勉強が得意な生徒にも安心させない、(3)毎日の授業に緊張感を持たせる、などの効果が見込まれています。このほか、中3でも入れ替えがあります。
また、本校では、質の高い授業を行うとともに、高1年まではベネッセスタディサポート、高2からは河合塾と提携して万全のフォローアップ体制を整えています。

2.受験情報について

ドクター:
W出願したときに有利な取り扱いはありますか。

担当者:
2科の場合は5点加算、4科の場合は7点を加算する優遇措置を講じています。

ドクター:
今後の学校説明会や行事について教えてください。

担当者:
オフィシャルなものとして「生徒・保護者対象入試説明会」、個人対応のものとして「学校見学会」があります。また、文化祭のときには個別入試相談があります。
中でも、11月11日の「生徒・保護者対象入試説明会」では試験問題がほぼ仕上がっていますので、出題傾向などもお知らせできると思います。

ドクター:
長い時間ありがとうございました。

3.2006年〜2007年度 学校説明会・行事日程

※予告なく変更されることがありますので、必ず学校にお問い合わせください。

 


行事 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月
中学体育祭 6/2(金)
9:00〜
              ※H18年度の
参考資料です

特選入試
2/1(水)
男子20名

一般入試
2/2(木)
男子90名
2/4(土)
男子60名
2/6(月)
男子30名

試験科目
2科/4科
中学授業公開 6/24(土)
9:40〜
        11/11
(土)
9:40〜
   
生徒・保護者対
象入試説明会
6/24(土)
13:00〜
      10/21
(土)
14:00〜
11/11
(土)
13:00〜
12/17
(日)
14:00〜
1/14
(日)
14:00〜
中学部
活動見学
6/24(土)
説明会後
             
学校見学会   7/23
(日)
10:30
  9/10(日)
10:30〜
10/29
(日)
10:30〜
11/25
(土)
14:00〜
12/10
(日)
10:30〜
1/28
(日)
10:30〜
文化祭       9/23,24(土日)
10:00〜
       

※合格者総数は256名、うち2科選択者は52名、4科選択者は204名です。詳しくは 同校のHP をご覧ください。

4.インタビューを終えて

 今回お話いただきました広報室の脇坂先生(英語科)、どうもありがとうございました。6年間という長期的視点での指導のあり方をお話いただき、たいへん説得的でした。

佼成学園の指導は、生徒が自ら動くのを待つような受け身の指導ではなく、6年間というスパンをフルに活用して計画的に生徒を巻き込んでいくスタイルをとっています。科目毎の使用教材や評価方法を予め公開する、あるいは中2と高2で選抜・特進クラスを作るなどして、生徒たちが計画的に勉強に取り組んでいくようサポートしています。頻繁に補習を行うことはすでにご紹介したとおりですが、仮にテストで失敗しても補習という助け舟を出してくれる学校であれば、生徒はとても安心して勉強に取り組めるはずです。また、適学・適性検査、大学見学会、オープンキャンパスの実施など、自分に合った大学・学部探しのサポート体制も整っています。なお、同校では宗教的な行事や科目はありません。
このような「生徒を巻き込んでいく」という手法は、中学受験でも見習うべきところが大きいと思います。例えば、選抜クラスを作るとなると、生徒間に必要以上の負担をかけるというデメリットもあるはずです。ところが、先生が普段から補習してくれたおかげで、生徒は全力を出すことができるのです。全力を出し切れば、仮にクラス分けで選抜クラスに入れなくても、「次も頑張ろう」という爽快な気分になるものです。こうして、選抜クラスを作った場合のデメリットをプラスに変えることができるのです。これまでのように、クラス分けや偏差値をちらつかせて生徒に勉強を強制するのは時代遅れなのかも知れません。